コンタクトでソフトとハードがあるんですが、どう違いますか?
どっちを使ったほうがいいですか?
悩みを一つずつ解消します。
この記事でわかること
ソフトコンタクトレンズのメリットとデメリット
ハードコンタクトレンズのメリットとデメリット
さっそく説明します。
コンタクトのソフトとハードの違い
主に違うところは、
- 素材自体の柔らかさ
- コンタクトレンズ自体の大きさ
が主に異なるところです。
ソフトレンズとハードレンズで、それぞれメリットとデメリットが存在します。
それぞれの特徴をふまえ、解説します。
ソフトコンタクトレンズのメリット
- コンタクトをつけた際に違和感が少ない
- レンズがずれにくい(激しいスポーツが可能)
ソフトコンタクトレンズは、水分を含んだ柔らかいプラスチックでできています。
そのため、装用した際の違和感がハードコンタクトレンズに比べ、少なくなっています。
また、レンズ自体の大きさがハードコンタクトレンズより大きく、角膜全体を覆うような形状になっているため、ずれにくいです。
レンズがずれにくいため、激しい動きをするスポーツでも使用可能です。
ソフトコンタクトレンズのデメリット
- 目が乾きやすい
- 目の病気に気づきにくい
- 過度の乱視は矯正できない
ソフトコンタクトレンズは水分が含まれた状態で作られているため、水分量が少なくなると目の水分も奪われてしまい、目も乾きやすくなってしまいます。
レンズ自体に水分が含まれているため、目が乾きにくいと思われるかもしれませんが、目の水分をレンズが奪っているので間違えないようにしてください。
さらに、装用した際の違和感がないことはメリットではありますが、ゴミやほこりが入ったり、目に傷がついた際に気づきにくいこともあります。
また、ソフトコンタクトレンズは、角膜全体を覆う大きさがあるため、ずれにくいというメリットがありましたが、角膜を覆ってしまっているため、角膜への酸素の供給量が少なくなってしまいます。
(最近では、酸素透過性の高いソフトコンタクトレンズも登場しています。)
ソフトコンタクトレンズにも乱視矯正用のレンズはありますが、乱視の程度によって、ハードコンタクトレンズでないと矯正できないときがあります。
ハードコンタクトレンズのメリット
- 目が乾きにくく、酸素を通しやすい
- 目の病気に気づきやすい
- 乱視矯正ができる
ハードコンタクトレンズは、水分を含まない硬いプラスチックで作られています。
水分を含まず、レンズ自体も小さいぶん、酸素を通しやすく作られているため、目が乾きにくく、目に必要な酸素も供給できるようになっています。
ハードコンタクトレンズは、レンズに水分が含まれていない分、装用時に違和感を感じるときがあります。
違和感を感じやすい分、ゴミが入ったときや目に傷が入ったときに痛みを感じやすくなり、目の病気にも気づきやすくなります。
乱視矯正はソフトコンタクトレンズでもできますが、ソフトコンタクトレンズの乱視矯正には限界があります。
極度の乱視にも対応できるのがハードコンタクトレンズです。
ハードコンタクトレンズのデメリット
- 装用時に違和感を感じやすい
- レンズがずれやすい
水分を含まない硬いプラスチックで作られているため、装用した際に違和感があります。
装用時の違和感は2週間程度で慣れてきますが、小さなゴミでも痛みを感じやすくなります。
また、ハードコンタクトレンズはレンズ自体が小さいため、ずれやすく、外れやすいです。
そのため、スポーツの場面で使用することは難しいです。
まとめ
ソフトコンタクトレンズとハードコンタクトレンズの違いについてメリットとデメリットを含め説明しました。
野球やサッカー等の激しい動きが必要なスポーツでは、ソフトコンタクトレンズを使用することになります。
スポーツでコンタクトが必要であればソフトコンタクトレンズ。
デスクワークや学校の授業で必要であればハードコンタクトレンズ。
このように、自分の用途に合った、正しい選び方が必要です。