
野球の試合中に選手が8人になってしまったときにどうなるのか。
試合中に負傷者が出て、人数が足りなくなったときに試合がどうなるのか説明します。
結論
試合に出場可能な選手が8人になった時点でフォーフィッテッドゲーム(没収試合)になる。
選手が8人になり、フォーフィッテッドゲーム(没収試合)になった場合、相手チームの勝ちになる。
どの時点で8人になったとされるのか詳しく解説します。
守備のときに8人になった場合
野球規則の7.03「フォーフィッテッドゲーム(没収試合)」、(b)に以下の記載があります。
(b) 一方のチームが競技場に9人のプレーヤーを位置させることができなくなるか、またはこれを拒否した場合、その試合はフォーフィッテッドゲームとなって相手チームの勝ちとなる。
野球規則より引用
守備のときに8人になった場合、その時点で9人のプレーヤーを位置することができなくなるため、交代選手がいない状態では1人でも試合から退いたらその時点でフォーフィッテッドゲーム(没収試合)となります。
それでは攻撃中に8人になったときはどうなるのか。
攻撃のときに8人になった場合
攻撃中は、1人ずつしか打席に立ちません。
そのため、負傷した選手に打席が回ってきて、打席に立つことができなければ、フォーフィッテッドゲーム(没収試合)となります。
試合の処理はどうなる?
野球規則の「定義」、31に以下の記載があります。
31 FORFEITED GAME「フォーフィッテッドゲーム」(没収試合)——規則違反のために、球審が試合終了を宣告して、9対0で過失のないチームに勝ちを与える試合である。(7.03)
野球規則より引用
この定義により、試合結果は、9対0として処理されます。
9人しかいないときはケガをしてしまうと試合自体ができなくなり、試合も負けになってしまいます。
9人でなくてもケガには気を付けましょう。