
少年野球や草野球では1日に同じグラウンドで複数の試合が組まれていることがあります。
運動公園や学校のグラウンドだとナイター設備がないところが多いため、1試合の試合時間を大会規定で定めていたり、グラウンドルールの中に時間の制限が行われていたりします。
結論
守備側の選手が各ポジションに位置し、先頭打者がバッターボックスに入ります。
そのときに、球審が「プレイ」と宣告をします。
この「プレイ」と宣告されたタイミングが試合開始の合図です。
なぜそのタイミングが試合開始の合図なのか、どこに決まりとして記載されているのか解説します。
試合の開始はいつ?
野球規則の5.00「試合の進行」の項目、5.01「試合の開始」にこのような記載があります。
(a)ホームチームの各プレーヤーが、それぞれの守備位置につき、ビジティングチームの第1打者が、バッターボックス内に位置したとき、球審は”プレイ”を宣告し、試合が開始される。
公認野球規則より引用
(プロ野球では自動的に、ホームチームが後攻になり、ビジターのチームは先攻になるため、このような記載になっています。)
つまり、
後攻のチームの選手がそれぞれの守備位置につき、先攻のチームの先頭打者がバッターボックスに入ったときに、球審は「プレイ」を宣告することになります。
このときが試合の開始になります。
試合の時間の管理は誰がする?
試合の時間を管理するのは、基本的に本部で行うことが多いです。
審判室で管理することもありますが、ベンチやグラウンド上の審判員で管理することはほとんどありません。
審判員の方は、どこで時間管理を行うのか時間の決まりがある試合では、事前に確認を行ったほうが良いです。
試合中に時計が止まることはあるのか
基本的に、試合中に「試合時間の時計が止まる」ということはありません。
試合中にタイムがかかったときや、ファールボールやベンチにボールが入ったなどで「ボールデッド」となった場合であっても、試合時間の時計は止まりません。
ただ、例外的なこととして、例えば、
- 雨天や荒天時のために試合が一時的に中断した時間
- フェンスが破損し、プレーに支障をきたすため、修理が必要になった際にかかる時間
このような場合に試合時間の時計が止まるということはあります。
ただし、これも審判員や本部の方の判断となりますので、このような時間が発生した場合は球審や責任審判員に確認を取ったほうが良いでしょう。
(上記に記載している例外で必ずしも試合時間の時計が止まることはありません。)
時間制限が設けられた試合ではしっかりと時間管理をすることが大切ですね。